膿皮症(化膿性汗腺炎)
肛門周囲の皮膚の下を這うように細菌がトンネルを作ってしまう病気です。
膿皮症(化膿性汗腺炎)の原因
『痔ろう』を伴わない原発性のものと『痔ろう』を伴う続発性のものがあります。まずはしっかりと『痔ろう』があるかどうかの診断が必要であり、肛門の超音波検査やMRI検査で肛門との交通があるかどうか確かめることが最優先です。
膿皮症(化膿性汗腺炎)の症状
膿みを溜めては破裂して、硬くなり、また膿みを溜めての繰り返しです。放置してしまうと徐々に病変が拡大してしまいます。
膿皮症(化膿性汗腺炎)の治療
『痔ろう』の開放術式と同様にトンネルの屋根を取っ払います。
中等度までの『膿皮症(化膿性汗腺炎)』はだいたいこれで治ります。
ただ重度な広範囲なものになると皮膚移植などを行う必要がでてきます。