肛門外科手術





肛門外科手術

当院は根治手術(保険診療)を念頭に掲げています。

  • 入院施設を持った肛門外科専門病院(日本大腸肛門病学会指導認定施設日本臨床肛門病学会指導認定施設内痔核治療法研究会指導認定施設)として根本的に確実に治す治療法を選択します。
  • その中で社会的環境から(仕事、育児、介護、持病、年齢など)適切な治療を患者様と相談し、安心して治療していただけるよう入院治療計画を立てるように努めます。
  • 学会、研究会にて常に発表や座長、司会を務め、最新手術技術に加え、実績を公表し今後の肛門外科の発展のため寄与していきます。
  • 私たちが担当します。 私たちが担当します。

まず、手術は本当に
入院手術=大変   日帰り(外来・入院)手術=楽でしょうか?

そもそも日帰り(外来・入院)手術は局所麻酔下(もしくは一部の部分麻酔)にて切除できる範囲の簡易的手術ですから、肛門括約筋を弛緩しないと(筋肉を緩ませないと)できない奥までの手術とは別物と考えなくてはいけません!

入院手術は腰椎麻酔や全身麻酔を使用し肛門周辺の筋肉を弛緩(緩めて)させ、患部までしっかり観察し切除しますので、浅めの手術より痛みはありますが根治性は高いです。
また、日帰り(外来・入院)手術後に、ご自宅で心配したり、出血した場合のことを考えると、かえって入院したほうが安心で楽であったという声をよく聞きます。

最近、外来にて『30年前手術したときはまだ古いやり方で、今のようなレーザーとか注射で治るような最新の手術はなかったんですよ!』と発言された患者さまがいました。
なるほど・・・・患者さんは
注射療法やレーザー手術=最新の手術
日帰り手術=最新の手術
と解釈(勘違い)されているのか?と思いました。

しかし・・・・いくら医学が発達し、器械や薬が良くなっても基本、30,40年前も現在も 奥まである大きな痔核に対しても完全に確実に切除できる
『痔の根本手術』は変わりませんし、痔核手術の『基本であり王道』です。

ただ、『いぼ痔(痔核)』で言うならば、20年前までは、小さな痔核や脱肛の軽度な痔核までも、すべて切除していたものを注射療法(ALTA)という切らずに痔核を小さくさせたり、肛門から出てこなくさせたりすることのできる『新しい武器』『新たなアイテム』を得て、切除しなければいけない痔核と注射療法(ALTA)をMixしてそれぞれの“良いとこどりする手術”が生まれました。それこそがいわゆる最新の手術なのです。

また、日帰り手術という観点からも、外来処置と、日帰りで行う入院手術という観点から、それぞれの良いところをMixして患者さまの要望になるべくお応えできるようにすることも大事だと思います。
スタッフ一同、誠心誠意込めて治療に当たりますので、ぜひご相談ください。

上記の手術はあくまでも当院における一般例であり、4人部屋(差額ベット代のかからない部屋)での概算料金です。入院中に行うほかの検査・他科への診察・治療などは別途料金が発生しますのでご了解ください・
また、以下のリスクを持っている患者様は日帰りではリスクを伴うため、入院をしていただくこともあることや、合併症を防ぐため入院安静期間延長をお勧め(お願い)をする場合がありますのでご了解ください。

  • ご高齢の方
  • 糖尿病(血糖コントロールの悪い方)
  • 心臓病や脳梗塞で抗血小板剤の服用を一時的に休薬し手術に至った方
  • 重度の排便障害(便秘・下痢)から術後排便コントロール困難な方
  • 複数の疾患の手術の組み合わせ(複雑痔瘻+痔核、肛門狭窄+痔核、肛門狭窄+痔瘻など)
  • そのほか、当院が高度なリスクと判断した患者様

当院では心疾患、糖尿病、強度の便秘(下痢)、ご高齢の方まで他院で手術を断れた患者様にも真摯に向き合い、ご本人や家族の方と話し合い、なるべく適切な手術を検討し安全な術後管理に努めます。
術後に『手術やってよかった!』『先生、毎日楽になったわよ!』と言っていただけるのが何よりの満足です。

手術をお考えの方へ

まずは当院本院(寺田病院)、各分院(巣鴨アイビークリニック・赤羽胃腸肛門クリニック・浅草胃腸肛門クリニック)まで受診いただき肛門科診察をお受けください。

診察にて手術が妥当と判断されご希望の患者様には日程相談をしていただきます(本院・分院)

手術日程の約2週間前までに手術に必要な検査(採血・心電図・X-P)を施行していただき手術の詳しいお話(I.C)を担当医(基本。手術執刀医)が行います。
また、日帰り外来手術や手術半年前までに大腸内視鏡検査を施行している患者様以外は基本、前日にご入院いただき、腸管内の洗浄(術後の排便を楽にするため)を行い、手術前に大腸内視鏡検査(CF)を施行し腸内の病変(大腸がん)がないことを確認します。

1日帰り(外来・入院)可能の手術=局所麻酔で済む手術

a硬化療法 (パオスクレー、ALTA(ジオン®)注射)のみの手術

硬化療法 (パオスクレー、ALTA(ジオン®)注射)のみの手術当院 寺田医師は ALTA療法 四段階注射法講習の講師を務め、寺田病院はALTA療法 四段階注射法技能修練施設となっており研修の医師が多く見学に来院されています。

b血栓性外痔核の血栓除去手術もしくは外痔核切除手術

血栓性外痔核の血栓除去手術もしくは外痔核切除手術 ほとんどの血栓性外痔核は軟膏の塗布にて腫れを鎮めれば、血栓(血まめ)は吸収され保存的に改善します。しかし軟膏を使用しても腫れがどんどんひどくなり、痛みが増強してくる場合は一部切開を加え血栓除去(血抜き)をすることで膨張が止まり腫れが引きやすくなります。

c肛門周囲膿瘍(浅め)の切開排膿手術(内服抗生剤)

肛門周囲に膿瘍(膿み)がたまる病気です
この原因には2つ考えられます

  1. 肛門陰窩より細菌混入した場合(この場合は結局、痔瘻となります) 肛門陰窩より細菌混入した場合(この場合は結局、痔瘻となります)
  2. 肛門皮膚からの細菌混入(アテロームや毛嚢炎)が肛門周囲にできた場合肛門皮膚からの細菌混入(アテロームや毛嚢炎)が肛門周囲にできた場合

では1)と2)はどうやって見分けるの?
→いずれも切開し排膿(膿を出す)をする処置は一緒です。腫れが引いた後に肛門超音波検査もしくはMRI(肛門部)にて瘻管(痔瘻の管)があるかどうかを確認します。

切開排膿処置

切開排膿処置

d皮垂切除

皮垂切除基本的に局所麻酔下に医療用ハサミでキレイに切除できます。
レーザーメスを使用する医療機関もありますが自費診療のところが多いです。

e小さな 『みはりいぼ』 もしくは『肛門ポリープ』の切除

小さな 『みはりいぼ』 もしくは『肛門ポリープ』の切除

f肛門周囲の極軽度の尖圭コンジローマ

肛門周囲の極軽度の尖圭コンジローマ

2短期入院手術(1泊~3日)=腰椎麻酔下で行うが術後排便コントロール指導必要でない方

a腰椎麻酔下で施行するALTA(ジオン®)単独療法

腰椎麻酔下で施行するALTA(ジオン®)単独療法局所麻酔ではALTA硬化療法は可能な手技ですが、肛門鏡の挿入を何度もするので腰椎麻酔下に施行するほうが患者様も痛みが少なく、医師も注射を打ちやすいという利点があります。 当院 寺田医師は ALTA療法 四段階注射法講習の講師を務め、寺田病院はALTA療法 四段階注射法技能修練施設となっており研修の医師が多く見学に来院されています。

b奥の内痔核まで切り上げる結紮切除(LE)手術1か所まで+ALTA(ジオン®)注射併用手術

c内痔核まで切り込まない外痔核切除+ALTA(ジオン®)注射併用の複数箇所手術

内痔核まで切り込まない外痔核切除+ALTA(ジオン®)注射併用の複数箇所手術

※ただし、合併症を防ぐため入院安静期間延長をお勧め(お願い)をする場合があります。

dPPH(器械縫合機)による全周性痔核・粘膜脱手術

PPH(器械縫合機)による全周性痔核・粘膜脱手術※ただし、合併症を防ぐため入院安静期間延長をお勧め(お願い)をする場合があります。

e肛門周囲膿瘍(深め)の切開排膿手術(点滴抗生剤)

(対象:ⅡLA ⅢA)肛門周囲膿瘍(深め)の切開排膿手術(点滴抗生剤)

f肛門狭窄拡張手術(側方内肛門括約筋切開(LSIS)で済むもの)

肛門狭窄拡張手術(側方内肛門括約筋切開(LSIS)で済むもの)

g1か所の肛門狭窄を伴わない裂肛(肛門潰瘍)+肛門ポリープ(みはりいぼ)切除手術

1か所の肛門狭窄を伴わない裂肛(肛門潰瘍)+肛門ポリープ(みはりいぼ)切除手術

h浅い痔瘻根治手術(Seton シートン法、LayOpen法)

Setoon(シートン)法(対象:Ⅰ型、ⅡLsで原発口が明らかなもの)浅い痔瘻根治手術(Seton シートン法、LayOpen法)

浅い痔瘻根治手術(Seton シートン法、LayOpen法)

浅い痔瘻根治手術(Seton シートン法、LayOpen法)

浅い痔瘻根治手術(Seton シートン法、LayOpen法)

浅い痔瘻根治手術(Seton シートン法、LayOpen法)

浅い痔瘻根治手術(Seton シートン法、LayOpen法)

LayOpen(切開開放)手術

LayOpen(切開開放)手術

LayOpen(切開開放)手術

LayOpen(切開開放)手術

LayOpen(切開開放)手術

LayOpen(切開開放)手術

LayOpen(切開開放)手術

i狭い範囲(軽度)の片側の慢性化膿性汗腺炎(膿皮症)手術

狭い範囲(軽度)の片側の慢性化膿性汗腺炎(膿皮症)手術

概算料金

j軽度肛門部尖圭コンジローマ手術((肛門周囲のみで肛門管内には感染がない場合 :カリフラワー状の塊形)

軽度肛門部尖圭コンジローマ手術((肛門周囲のみで肛門管内には感染がない場合 :カリフラワー状の塊形)※腰椎麻酔下で広範囲の皮膚切除になります。通常術後1,2日入院となります。
ただし、合併症を防ぐため入院安静期間延長をお勧め(お願い)をする場合があります。

k中等度肛門部尖圭コンジローマ手術(肛門周囲+肛門管内にも隆起があり感染している場合)

中等度肛門部尖圭コンジローマ手術(肛門周囲+肛門管内にも隆起があり感染している場合)※腰椎麻酔下で広範囲の皮膚切除+肛門内の手術になります。通常術後3~5日入院となります。
ただし、合併症を防ぐため入院安静期間延長をお勧め(お願い)をする場合があります。

尖圭コンジローマは性感染症です。入院手術の場合は、ほかの手術患者様にウィルスが感染しないように病院側も患者様本人も十分なご注意とご配慮が必要です。当院での治療をご希望の方は原則、 個室管理(トイレ、風呂を専用)とさせていただき院内感染防止に努めますのでご了解ください。患者様退院後も次の方に感染しないよう部屋をすべて完全消毒しています。

3③ 通常入院手術(術後6日+α)=腰椎麻酔で行い、術後の排便コントロール指導が必要な方

a通常の痔核根治手術(奥の内痔核まで切り上げる結紮切除(LE)手術)を複数施行

通常の痔核根治手術(奥の内痔核まで切り上げる結紮切除(LE)手術)を複数施行※基本、痔核根本+(粘膜脱形成)手術は、術後6日入院で可能です。
術中、創部が全周にわたり切除範囲が大きくなってしまった患者様には、合併症を防ぐため術後6日+αの入院安静期間延長をお勧め(お願い)をお勧めする場合がございます。
(+αは1~3日)

b通常の痔瘻根治手術(ⅡLs、ⅡLc、複数箇所含む、ⅡHc)

痔瘻は正しい原発口を確実に同定し処理すれば確実に治ります。
そのために当院では肛門超音波検査を施行し瘻管の見取り図を作成し、さらに手
術時に粘膜の入り込みの原発口+原発巣を確実に処理し治します。

後方の低位筋間痔瘻(ⅡLs)

通常の痔瘻根治手術(ⅡLs、ⅡLc、複数箇所含む、ⅡHc)

前方および側方に低位筋間痔瘻(ⅡLs)→瘻管くりぬき+括約筋温存手術

(前方および側方の痔瘻は筋層が脆弱なため、術後の括約筋機能障害による後遺症をなるべく小さくするために行う高度なテクニック手術です)

前方および側方に低位筋間痔瘻(ⅡLs)→瘻管くりぬき+括約筋温存手術

複数の原発口を持つ複数の痔瘻(例:ⅡLs×2)

複数の原発口を持つ複数の痔瘻(例:ⅡLs×2)※基本、痔瘻根本手術が2か所以上になっても術後6日入院で可能です。
ただし。括約筋縫合手術、括約筋温存手術を施行し、創部をより安静にしたい場合、切除範囲が大きくなってしまった患者様には、合併症を防ぐため術後6日+αの入院安静期間延長をお勧め(お願い)をする場合がございます。(+αは1~3日)

原発口1つであるが途中で枝分かれしている複雑化した痔瘻(ⅡLc、ⅡL+H)

原発口1つであるが途中で枝分かれしている複雑化した痔瘻(ⅡLc、ⅡL※基本、痔瘻(複雑)根本手術であっても術後6日入院で可能です。
ただし。括約筋縫合手術、括約筋温存手術を施行し、創部をより安静にしたい場合、切除範囲が大きくなってしまった患者様には、合併症を防ぐため術後6日+αの入院安静期間延長をお勧め(お願い)する場合がございます。(+αは1~3日)

c慢性裂肛+肛門狭窄手術

慢性裂肛+肛門狭窄手術

慢性裂肛+肛門狭窄手術

※基本、慢性裂肛+肛門狭窄手術は術後6日入院で可能です。
ただし。痔核手術を追加したり、創部をより安静にしたい場合、切除範囲が大きくなってしまった患者様には合併症を防ぐため術後6日+αの入院安静期間延長をお勧め(お願い)する場合がございます。(+αは1~3日)

dPPH(器械吻合機)による全周性痔核・粘膜脱手術

PPH(器械吻合機)による全周性痔核・粘膜脱手術※ただし、合併症を防ぐため入院安静期間延長をお勧め(お願い)をする場合があります。

f中等度~広範囲の両側の慢性化膿性汗腺炎(膿皮症)手術

中等度~広範囲の両側の慢性化膿性汗腺炎(膿皮症)手術

g肛門管内まで広範囲に及ぶ尖圭コンジローマ手術

肛門管内まで広範囲に及ぶ尖圭コンジローマ手術

尖圭コンジローマは性感染症です。入院手術の場合は、ほかの手術患者様にウィルスが感染しないように病院側も患者様本人も十分なご注意とご配慮が必要です。当院での治療をご希望の方は原則、 個室管理(トイレ、風呂を専用)とさせていただき院内感染防止に努めますのでご了解ください。患者様退院後も次の方に感染しないよう部屋をすべて完全消毒しています。

4重度の肛門手術(術後8日~14日)

a貧血所見を伴う全周性の大きな痔核手術

貧血所見を伴う全周性の大きな痔核手術

b深部(坐骨直腸窩(Ⅲ型)、骨盤直腸窩(Ⅳ型))痔瘻の手術

c強度の肛門狭窄手術

強度の肛門狭窄手術

d肛門狭窄に複数の痔核根治手術を組み合わせた手術

肛門狭窄に複数の痔核根治手術を組み合わせた手術

g直腸脱(経肛門的法 腹腔内つり上げ法)完全直腸脱(経肛門的手術 経腹的つり上げ法)

直腸脱の手術には経肛門的手術方法と経腹的つり上げ手術方法があります。もともと高齢の女性に多い疾患ですので選択には患者様の状態により選択する方法が異なります。

直腸脱(経肛門的法 腹腔内つり上げ法)完全直腸脱(経肛門的手術 経腹的つり上げ法)

経肛門的方法
経腹的つり上げ手術方法

肛門科に受診いただき診察にて『完全直腸脱』と診断された場合、手術をお望みの場合は『経腹的直腸つり上げ固定法』が可能な場合は当院外科 堀医師の担当になります。経肛門的手術の場合は 当院肛門科にて手術させていただきます。

経腹的つり上げ手術方法

h直腸膣瘻手術

分娩(自然分娩)のあとに会陰部が裂けし、それが原因で膣と直腸の間に瘻孔(トンネル)ができてしまう病気です。膣からガスや便、便汁などが漏れてきす。

  1. 瘻孔(トンネル)を切除→縫合閉鎖する方法
  2. 断裂した会陰体を縫合し、再建する手術法

① は再発率が高く、一時的に人工肛門が必要となる場合もあります。
②当院では行っている方法です。直腸と膣の間にメスを入れ、丁寧に直腸壁と膣とを奥まで分け、左右に解離した会陰体を見つけて縫合します。基本、人工肛門にせず、約98%の患者さんが治癒しています。

概算料金

健康保険 3割負担の金額です。 保険点数は1点=10(円)
緊急当日手術の場合は救急医療管理加算が発生します。
(あくまでも概算 目安ですので実際の金額は誤差が生じますのでご了承ください)

1日帰り(外来・入院)可能の手術=局所麻酔で済む手術

日帰り可能=局所麻酔下手術 日帰り(外来)
窓口料金
日帰り(0泊入院)
窓口料金
a)内痔核 硬化療法 PAO 7,000(円) 18,000(円)
硬化療法 ALTA(四段階注射法) 15,000(円) 34,000(円)
b)血栓性外痔核 血栓摘出手術 6,000(円) 17,000(円)
痔核結紮切除手術(硬化療法伴わない) 17,000(円) 28,000(円)
痔核結紮切除手術(硬化療法伴う) 22,000(円) 34,000(円)
c)肛門周囲膿瘍(浅い) 切開排膿手術 9,000(円) 21000(円)
d)皮垂 切除(創傷処理) 3,000(円) 14,000(円)
e)肛門ポリープ 切除 5,000(円) 34,000(円)
 見張りいぼ 切除(創傷処理) 3,000(円) 14,000(円)
f)尖圭コンジローマ(肛門 軽度) 切除 8,000(円) 27,000(円)

日帰り外来処置

(局所麻酔術後 外来処置室にて安静後帰宅していただく場合です)

  • 内痔核硬化療法(PAO)
    →初診料+局所麻酔+痔核手術(硬化療法)1,660点+パオスクレー内痔核内注射用250㎎5%5ml 1A+内服処方+その他
    →初診料+局所麻酔+痔核手術((硬化療法(四段階注射法))4,010点+ジオン®1A+内服処方+その他
    • 血栓摘出術
      →初診料+局所麻酔+痔核手術(血栓摘出術)1,390点+内服処方
    • 痔核結紮切除手術
      →初診料+局所麻酔+痔核手術(根治手術(硬化療法伴わない))5,190点+内服処方  +その他
    • 痔核結紮切除手術
      →初診料+局所麻酔+痔核手術(根治手術(硬化療法伴う))6,520点+ジオン®1A
      +内服処方+その他
  • 肛門周囲膿瘍(浅い)
    →初診料+局所麻酔+肛門周囲膿瘍切開術2,050点+細菌培養同定検査+内服処方+その他
  • 皮垂切除
    →初診料+局所麻酔+皮垂切除(創傷処理)530点+内服処方+その他
  • 肛門ポリープ切除手術
    →初診料+局所麻酔+肛門ポリープ切除1,250点+内服処方+その他
    • 見張りいぼ切除手術
      →初診料+局所麻酔+見張りいぼ切除(創傷処理)530点+内服処方+その他
  • 尖圭コンジローマ切除手術(軽度)
    →初診料+局所麻酔+尖圭コンジローマ切除1,250点+病理検査860点+内服処方+その他

日帰り(0泊)入院

(局所麻酔もしくは部分麻酔術後病棟 病床にて 数時間休憩+(点滴)し帰宅していただく場合です)
(食事代は別)

    • 内痔核硬化療法(PAO)
      →初診料+局所麻酔+痔核手術(硬化療法)1,660点+パオスクレー内痔核内注射用250㎎5%5ml 1A+内服処方+急性期一般入院料4 3,513点+点滴+その他
    • 内痔核硬化療法(ALTA ジオン®)
      →短期手術3 痔核手術(硬化療法(四段階注射法)) 10,604点+その他
    • 血栓摘出術
      →初診料+局所麻酔+痔核手術(血栓摘出術)1,390点+内服処方+急性期一般入院  料4 3,513点+点滴+その他
    • 痔核結紮切除手術
      →初診料+局所麻酔+痔核手術(根治手術(硬化療法伴わない))5,190点+内服処方+急性期一般入院  料4 3,513点+点滴+その他
    • 痔核結紮切除手術
      →初診料+局所麻酔+痔核手術(根治手術(硬化療法伴う))6,520点+ジオン®1A+内服処方++急性期一般入院  料4 3,513点+点滴+その他
  • 肛門周囲膿瘍(浅い)
    →初診料+局所麻酔+肛門周囲膿瘍切開術2,050点+細菌培養同定検査+内服処方+急性期一般入院  料4 3,513点+点滴+その他
  • 皮垂切除
    →初診料+局所麻酔+皮垂切除(創傷処理)530点+内服処方+急性期一般入院  料4 3,513点+点滴+その他
  • 肛門ポリープ切除手術
    →短期手術3 肛門ポリープ切除手術 10,792点+その他
    • 見張りいぼ切除手術
      →初診料+局所麻酔+見張りいぼ切除(創傷処理)530点+内服処方+急性期一般入院  料4 3,513点+点滴+その他
  • 尖圭コンジローマ切除手術(軽度)
    →短期手術3 肛門尖圭コンジローマ切除手術 8,415点+その他

2短期入院手術(1泊~3日)=腰椎麻酔下で行うが術後排便コントロール指導不要

疾患名 手術法 窓口料金
(術後1泊)
窓口料金
(術後3泊)
a) 痔核 粘膜脱 硬化療法 ALTA(四段階注射法) 34,000(円) 34,000(円)
b) 痔核 粘膜脱 ・痔核根治手術 46,000(円) 54,000(円)
・痔核根治手術+ALTA併施 (円) (円)
・痔核根治手術 +粘膜脱形成術併施 60,000(円) 68,000(円)
・痔核根治手術+ALTA+粘膜脱形成術併施 (円) 73,000(円)
・粘膜脱形成手術 48,000(円) 68,000(円)
c)痔核 粘膜脱 ・痔核根治手術 40,000(円) 48,000(円)
・痔核根治手術+ALTA併施 (円)
・粘膜脱形成手術 60,000(円) 68,000(円)
・粘膜脱形成手術+ALTA併施 (円)
d)痔核 粘膜脱 PPH(器械代別 自費購入:66,000円) 59,000(円) 66,000(円)
e)肛門周囲膿瘍(深い) 切開排膿手術 33,000(円) 41,000(円)
f)肛門狭窄 狭窄形成術(LSIS) 40,000(円) 48,000(円)
g)裂肛 裂肛根治手術 34,000(円) 42,000(円)
裂肛+肛門ポリープ 裂肛根治+肛門ポリープ切除術 36,000(円) 43,000(円)
h)浅い痔瘻 痔瘻根治手術 (Seton法 or Layopen法) 36,000(円) 43,000(円)
i)膿皮症(狭い) 膿皮切除手術 36,000円) 43,000(円)
j)肛門尖圭コンジローマ(小) 尖圭コンジローマ切除手術 27,000(円) 35,000(円)
k)肛門尖圭コンジローマ(中) 肛門皮膚剥離手術 37,000(円) 45,000(円)

短期入院手術(1泊~3日)

(食事代は別)

  • 内痔核硬化療法(ALTA ジオン®)
    →短期手術3 痔核手術(硬化療法(四段階注射法)) 10,604点+その他
  • ≪痔核結紮切除(LE)×1or粘膜脱形成≫×1+ALTA(1A計算)
    →脊椎麻酔850点+薬剤521点+痔核手術(根治手術+ALTA硬化療法)6,520点+内服処方+急性期一般入料4 3,513点+2,353点+点滴+その他
  • ≪痔核切除(E)+ALTA(3A計算)≫×複数
    →脊椎麻酔850点+薬剤1,427点+痔核手術(根治手術+ALTA硬化療法)6,520点+内服処方+急性期一般入料4 3,513点+2,353点+点滴+その他
  • PPH
    脊椎麻酔850点+痔核手術(PPH)11,260点+内服処方+急性期一般入料4 3,513点+2,353点+点滴+その他
  • 肛門周囲膿瘍(深い)切開排膿
    脊椎麻酔850点+肛門周囲膿瘍切開術2,050点+細菌培養等420点+内服処方+急性期一般入院料4 3,513点+2,353点+点滴+その他
  • 肛門狭窄形成手術
    脊椎麻酔850点+肛門狭窄形成手術5,210点+内服処方+急性期一般入院料4 3,513点+2,353点+点滴+その他
    • 裂肛(肛門潰瘍)根治手術
      →脊椎麻酔850点+裂肛根治手術(肛門潰瘍手術)3,110点+内服処方+急性期一般入院料4 3,513点+2,353点+点滴+その他
    • 裂肛(肛門潰瘍)根治+肛門ポリープ切除手術
  • 痔瘻(浅い)根治手術
    →脊椎麻酔850点+痔瘻根治手術(単純)3,750点+病理検査990点+内服処方+急性期一般入院料4 3,513点+2,353点+点滴+その他
  • 膿皮症手術(狭い)
    →脊椎麻酔850点+肛門部皮膚剥離切除3,750点++病理検査990点+内服処方+急性期一般入院料4 3,513点+2,353点+点滴+その他
    • 肛門尖圭コンジローマ(小)
      →短期手術3 肛門尖圭コンジローマ切除手術 8,415点
    • 肛門尖圭コンジローマ(中)
      →脊椎麻酔850点+肛門部皮膚剥離切除3,750点+病理検査990点+内服処方+急性期一般入院料4 3,513点+2,353点+点滴+その他

3通常入院手術(術後6日)=腰椎麻酔下で行い術後の排便コントロール指導必要

疾患名 術式 窓口料金
(術後6泊)
a) 痔核 粘膜脱 痔核根治手術 72,000(円)
痔核根治手術+ALTA併施 78,000(円)
痔核根治手術 +ALTA+粘膜脱形成手術併施 91,000(円)
b)痔瘻 痔瘻根治手術(単純) 71,000(円)
痔瘻根治手術(複雑) 82,000(円)
痔瘻根治手術(単純)+ALTA併施 79,000(円)
痔瘻根治手術(複雑)+ALTA併施 89,000(円)
痔瘻根治手術(単純)+痔核根治併施行 86,000(円)
痔瘻根治手術(複雑)+痔核根治併施行 93,000(円)
痔瘻根治手術(単純)+粘膜脱形成手術併施 80,000(円)
痔瘻根治手術(複雑)+粘膜脱形成手術併施 82,000(円)
c)裂肛・肛門狭窄 裂肛根治+肛門狭窄形成 72,000(円)
d)仙骨部毛巣洞 仙骨部毛巣洞手術 71,000(円)
e)痔核 粘膜脱 PPH(器械代別 自費購入:66,000円) 90,000(円)
f)膿皮症(広い)
痔瘻合併
膿皮切除(12cm以下)+痔瘻(複雑)根治併施 88,000(円)
膿皮切除(12cm以上)+痔瘻(複雑)根治併施 96,000(円)
g)尖圭コンジローマ (皮膚+肛門内多発) 肛門皮膚剥離手術 71,000(円)

通常入院手術(術後6日)

  • 通常の痔核根治手術(奥の内痔核まで切り上げる結紮切除(LE)手術)を複数施行
    →脊椎麻酔850点+薬剤521点+痔核手術(根治手術+ALTA硬化療法)6,520点+創傷処置60×5+内服処方+急性期一般入院料4  3,513点+2,353点×4+2473点+点滴+その他
  • 通常の痔瘻根治手術(複数箇所含む)
    →脊椎麻酔850点+薬剤521点+痔瘻根治(複雑)7,470点+創傷処置60×5+病理検査990点+内服処方+急性期一般入院料4  3,513点+2,353点×4+2473点+点滴+その他
  • 慢性裂肛+肛門狭窄手術
    →脊椎麻酔850点+薬剤521点+肛門狭窄形成手術5,210点+創傷処置60×5+内服処方+急性期一般入院料4  3,513点+2,353点×4+2473点+点滴+その他
  • 仙骨部毛巣洞手術
    →脊椎麻酔850点+薬剤521点+毛巣洞手術3,680点+病理検査990点+創傷処置60×5+内服処方+急性期一般入院料4  3,513点+2,353点×4+2473点+点滴+その他
  • 広範囲の慢性化膿性汗腺炎(膿皮症)手術
    →脊椎麻酔850点+薬剤521点+痔瘻(複雑)手術7,470点+病理検査990点+創傷処置60×5+内服処方+急性期一般入院料4  3,513点+2,353点×4+2473点+点滴+その他
  • 肛門管内まで広範囲に及ぶ尖圭コンジローマで行うが術後排便コントロール指導不必要
    →脊椎麻酔850点+薬剤521点+肛門部皮膚剥離手術3,750点+病理検査990点+創傷処置60×5+内服処方+急性期一般入院料4  3,513点+2,353点×4+2473点+点滴+その他

4重度の肛門手術(術後8日~14日)=腰椎麻酔下で行い術後の排便コントロール指導必要

疾患名 手術名 窓口料金
(術後8泊)
窓口料金
(術後14泊)
a)痔核 粘膜脱 痔核根治手術 87,000(円) 111,000(円)
痔核根治手術 +ALTA併施 92,000(円) 116,000(円)
痔核根治手術+ALTA+粘膜脱形成手術併施 106,000(円) 130,000(円)
b)痔瘻(深部) ・痔瘻根治手術 (複雑) 96,000(円) 120,000(円)
・痔瘻根治手術 (複雑)+ALTA併施 104,000(円) 128,000(円)
・痔瘻根治手術 (複雑)+痔核根治併併施 108,000(円) 132,000(円)
・痔瘻根治手術 (複雑 筋肉充填法) 147,000(円) 171,000(円)
c)重度肛門狭窄 肛門狭窄形成手術 87,000(円) 111,000(円)
d)肛門狭窄+痔核 狭窄形成手術+痔核根治手術 100,000(円) 124,000(円)
e)直腸脱 経肛門 97,000(円) 121,000(円)
直腸挙上(経腹) 150,000(円) 174,000(円)
f)直腸膣瘻 膣腸瘻閉鎖手術 180,000(円) 204,000(円)
  • 全周性の大きな痔核手術
    →脊椎麻酔850点+薬剤521点+毛巣洞手術3,680点+病理検査990点+創傷処置60×(7~13)+急性期一般入院料4  3,513点+2,353点×(6~12)+2473点+点滴+その他
  • 深部(坐骨直腸窩、骨盤直腸窩)痔瘻の手術
    →脊椎麻酔850点+薬剤521点+痔瘻根治(複雑)手術7,470点+病理検査990点+創傷処置60×(7~13)+急性期一般入院料4 3,513点+2,353点×(6~12)+2473点+点滴+その他
  • 強度の肛門狭窄手術
    →脊椎麻酔850点+薬剤521点+肛門狭窄形成手術5,210点+創傷処置60×(7~13)+急性期一般入院料4  3,513点+2,353点×(6~12)+2473点+点滴+その他
  • 肛門狭窄に複数の痔核根治手術を組み合わせた手術
    →脊椎麻酔850点+薬剤521点+痔核根治+肛門狭窄形成手術9,125点+創傷処置60×(7~13)+急性期一般入院料4  3,513点+2,353点×(6~12)+2473点+点滴+その他
    • 直腸脱(経肛門的法)手術
      →脊椎麻酔850点+薬剤521点+直腸脱(経肛門)手術点+創傷処置60×(7~13)+急性期一般入院料4  3,513点+2,353点×(6~12)+2473点+点滴+その他
    • (腹腔内つり上げ法)手術
      →全身麻酔7,725点+薬剤521点+直腸脱(直腸挙上固定)手術10,900点+創傷処置60×(7~13)+急性期一般入院料4  3,513点+2,353点×(6~12)+2473点+点滴+その他
  • 直腸膣瘻手術
    →脊椎麻酔850点+薬剤521点+膣腸瘻閉鎖手術35,130点+創傷処置60×(7~13)+急性期一般入院料4  3,253点+2,353点×(6~12)+2473点+点滴+その他

主な追加検査料金 概算 (健康保険 3割負担)

大腸内視鏡検査(大腸カメラ) (盲腸部まで) 約5,000円
(回腸まで) 約5,300円
上部消化管内視鏡(胃カメラ) 約4,000円
肛門周囲膿瘍 切開排膿術における細菌培養同定検査 約600円
+嫌気性菌培養追加 約400円
+判断料 約750円
病理検査 約3,200円
痔瘻手術における 術前肛門エコー検査 約1,100円
術前CT検査 約8,000円
術前MRI検査 約7,500円
括約筋機能検査 約3,600円
コロナ検査 +判断料+院内トリアージ実施料 約3,400円

より正確に侵襲の少ない手術とするために必要な検査や術後の機能評価のために追加する検査もあります。